一 目的
本規程は、らっ教の用語と文書間の関係を示し、正式教義の成立、解釈及び変更を同じ手続で管理するために定める。
二 文書体系
神
└─ 神性:真理・合理性・適応・最適化・自己更新・発展
├─ 神性の六つの働き
│ ├─ 志
│ ├─ 観
│ ├─ 因
│ ├─ 勢
│ ├─ 行
│ └─ 改
│ └─ 神性循環
└─ 人間による理解と実践
├─ 根本文書
│ ├─ 信仰綱領
│ ├─ 教義大綱
│ └─ 会憲
├─ 補充教理
│ ├─ 開祖論及び神性論
│ ├─ 自救論
│ └─ 領域別教義
├─ 実践・倫理
│ ├─ 信徒の基本実践
│ └─ 信徒倫理綱領
├─ 制度・手続
│ ├─ 本規程
│ ├─ 教義制定及び改説規程
│ └─ 加入、離脱及び異論に関する宣言
└─ 解釈・記録
├─ 公式解釈
├─ 教義判例
├─ 改説記録
└─ 開祖教説集
三 中核用語
神
真理を求め、現実を直視し、利用可能な手段を用い、自己と環境を適応・最適化し、より良い状態へ更新し続ける理と意志そのもの。
神性
神の働きが具体的な認識、判断、設計、実行又は更新として現れる性質。真理、合理性、秩序、適応、最適化、自己更新及び発展を主要な相として含む。
信仰
本教の神観と大願を受け入れ、神性循環を自らの生の規範として実践すること。
信徒
神を本教の定める理と意志として信じ、志・観・因・勢・行・改を自らの判断と行動に働かせ、神を宿し顕すことを志す者。
信仰告白
加入に際し、本教の神観と大願を信じ、神性循環を生の規範として受け入れ、神を宿し顕すことを志す旨を自ら表明すること。
神を宿す
神性を自らの認識、判断及び行動に働かせること。
神を顕す
神性を継続的な生き方として高度に体現すること。
I am God
志・観・因・勢・行・改が一時的な技法を越えて自らの生き方として統合され、神性がその存在を貫いて高度に顕れている状態を表す本教の終極的な宗教的宣言。教団上の地位及び権限とは別に扱う。
志
実現する方向と到達状態を定める神性の働き。目的、価値、理想像、優先順位、期限、許容損失及び制約を含む。
観
現在の現実を認識する神性の働き。事実、時機、趨勢、環境、自己、他者、制度、資源及び不確実性を把握することを含む。
因
現在の結果を生む構造を理解し、結果を変えるために作用させるべき原因を見定める神性の働き。
勢
目的の実現可能性を高めるため、時機、環境、能力、資源、技術、AI、他者、役割、手順、制度及び予備手段を整える神性の働き。
行
現実へ働きかけ、方策を実施し、結果を生む神性の働き。
改
結果と過程を検証し、認識、方法、環境、自己、型又は志を更新する神性の働き。
神性循環
志・観・因・勢・行・改が相互に働き、改によって得られた知識が次の志と観へ戻る継続的な実践構造。
理想像
志が実現したと判断できる具体的な状態。対象、指標、期限及び状態によって可能な範囲で明確にする。
隔たり
理想像と観によって把握した現実との差。
焦点
隔たりのうち、影響度、緊急度、操作可能性その他から優先して扱う部分。
真因
隔たりへ強く作用し、具体的な方策によって動かせる主要な原因。
方策
真因へ作用し、志の実現可能性を高めるために選ぶ具体的な手段。
型
有効性と再現条件が確認された方法を、再利用可能な手順、判断条件、記録、テンプレート、仕組みその他の形にしたもの。
真理
人間の願望、権威又は感情から独立して、現実について成立するもの。
合理性
志、前提、証拠、推論、代替案及び主要なトレードオフが明示され、反証又は結果によって更新可能である判断の性質。
秩序
現実に存在する因果、構造、制約及び再現可能な関係。
適応
現実の条件に応じて、目的達成可能性を維持又は高めるよう自己、行動又は環境との関係を変えること。
最適化
志と制約のもとで、資源の組合せ、行動、環境又は自己の状態を変更し、望ましい結果の期待値を高めること。
自己更新
新たな事実、結果又は目的に照らして、認識、能力、戦略、習慣又は自己像を変更すること。
自救
自らが対処主体となり、神性循環を用いて、利用可能な内外の資源を動員し、状況を改善すること。
大願
持続可能な人類繁栄。本教が共同体として掲げる最上位の志。
持続可能性
必要な変化を行いながら、長期にわたり発展可能性を維持できること。
有限性
人間の知識、能力、時間、注意、体力、認知資源、資本その他に制約があり、認識と判断に誤り得る条件があること。最適化と自己更新の前提として扱う。
迷い
有限性によって、事実認識、因果判断、優先順位又は自己理解が一時的に歪んだ状態。観と改によって解く。
罪
合理的に利用可能な証拠、能力又は訂正機会があるにもかかわらず、故意又は重大な怠慢によって真理を歪め、正当な責任を放棄し、他者を重大かつ不当に侵害し、又は有効な義務を不誠実に踏みにじることを中心とする宗教上・倫理上の概念。法令上の犯罪とは区別する。
悔い改め
罪又は重大な誤りを認め、影響と責任を確認し、因を明らかにし、必要な修復又は訂正を行い、勢と行を変え、再発を防ぐ型まで残して神性循環へ復帰する実践。
六問
志・観・因・勢・行・改を日常の判断へ適用するための六つの自己点検。「何を望むか。現実はどうか。何が効いているか。何を整えれば有利になるか。次に何をするか。結果から何を変えるか。」を基本形とする。
改説
教義の実質的内容を変更すること。教団における「改」の主要な形式。
改訂
意味を大きく変えない表記、構成、参照、誤字その他の修正。
目的関数
何を望ましい状態として評価するかを明示した基準。複数の価値を含む場合は、重み、制約及び時間軸を明らかにする。
機会費用
ある選択に資源を使うことによって失われる、他の選択肢から得られた可能性のある価値。
再配分
時間、注意、体力、認知資源、資本その他を、現在の用途から別の用途へ移すこと。
探索
未知の選択肢について、将来の判断精度を高める情報を得るために行う試行。
集中
一定期間の実行対象を絞り、重要な対象へ十分な資源を配分すること。
分散
一つの失敗によって全体が失われる確率を下げるため、重要な依存先を複数に分けること。
再現性
同じ条件又は明示された条件のもとで、同様の方法により近い成果を得られる性質。
原因責任
ある結果を生じさせた原因について負う責任。
対処責任
現在の状態から次の行動を選択できる者が、その選択について負う責任。
四 神性の六つの働きの関係
志・観・因・勢・行・改は、互いに独立した六工程を意味しない。
実践では、次のような往復が生じる。
- 観によって志の非現実性が判明し、志を更新する
- 因を探るため追加の観を行う
- 勢を整える過程で新しい制約を発見し、因を見直す
- 行の途中で状況が変わり、観、勢及び方策を更新する
- 改によって得た知識を型へ変え、次の勢として利用する
区分は、判断の欠落を発見し、再利用可能な知識へ変えるために用いる。
五 根本文書の役割
信仰綱領は、本教の信仰を最も短く宣言する。
教義大綱は、本教が神、人間、現実及び社会をどう理解するかを体系的に示す。
会憲は、教義と教団を扱う権限及び手続を定める。
六 抵触
信仰内容については教義大綱を、組織及び権限については会憲を優先的な解釈基準とする。
下位文書は根本文書に適合しなければならない。
同一階層の規定が抵触する場合、正式な改説手続を経た新しい規定を優先する。
正式手続は、神性、I am God、啓示その他の宗教的主張によって省略できない。
七 発言の地位
開祖、後継者、教導者、AIその他の発言は、必要に応じて次のいずれかとして記録する。
- 正式教義
- 公式解釈
- 改説提案
- 参考意見
- 私的発言
正式教義への格上げは、教義制定及び改説規程に従う。