本綱領は、信徒が自ら事実を確かめ、選び、行動の結果を引き受けるための倫理上の基準を示す。
一 真理
事実を正確に扱う。
確認済み、推論、予測及び未確認を区別する。
重大な誤りを知ったときは、訂正し、その後の判断へ反映する。
二 志
自らの志を明らかにし、手段をその志への寄与によって評価する。
伝統、役職、技術、財産及び自己像も、志との関係から扱う。
複数の志が競合するときは、優先順位、時間軸、機会費用及び不可逆性を確認する。
三 観
現実を事実に即して扱う。
自説に有利な事実と不利な事実へ同じ検証水準を適用する。
他者の動機や内心は、確認できる事実と推論を分けて扱う。
四 因
問題が生じたとき、結果を生んだ構造と真因を探る。
責任を負う者と、次に対処できる者を分けて考える。
五 勢と資源配分
時間、注意、体力、認知資源、資本及び関係を有限の資源として扱う。
知識、技術、AI、制度、資本、専門家、外注及び協働によって勢を整える。
資源を解放したときは、次の配分先を選ぶ。
努力量は投入資源として記録し、志への寄与と資源効率を評価する。
六 行
引き受けた方策を実行へ接続する。
必要な連絡、交渉、進捗確認及び方策変更を行う。
結果へ影響する重大な情報を得たときは、実行中でも観、因及び勢を更新する。
七 改
結果と過程から学ぶ。
機能した方法を型として残し、機能しなかった方法を更新する。
誤りの認定を、次の行動変更へ接続する。
八 罪と悔い改め
有限性から生じる誤りは、観と改によって正す。
利用可能な証拠又は訂正機会があるにもかかわらず、故意又は重大な怠慢によって真理を歪め、正当な責任を放棄し、他者を重大かつ不当に侵害し、又は有効な義務を不誠実に踏みにじる行為を、宗教上の罪として扱う。
罪又は重大な誤りを知ったときは、事実、影響、責任及び因を明らかにし、必要な謝罪、補償、訂正又は修復を行い、勢と行を変え、再発を防ぐ型を残す。
この一連を悔い改めとする。
九 自救
自らの問題について、自らが対処主体となる。
利用可能な内外の資源を動員する。
必要に応じて、専門家、行政、制度、AI、資本、外注及び協働を利用する。
十 自由と危険
本人が自らの志のために合理的なリスクを負う自由を尊重する。
他者へ重大なリスクを課す場合は、その必要性、均衡性、代替可能性及び損害を検討する。
十一 責任
自ら選べたことについて、合理的に予見可能な結果を引き受ける。
原因責任と対処責任を区別する。
十二 約束と誠意
有効に引き受けた約束を履行する。
不履行が生じた場合は、通知、説明、影響確認、回復及び再設計を行う。
十三 探索
未知の選択肢について、探索のための資源を設ける。
探索から得られた情報を将来の判断資産として扱う。
十四 他者への侵害
自己最適化、信仰又は I am God に関する主張は、他者への侵害を正当化する権限を生じさせない。
十五 家族と引き受けた関係
自ら引き受けた家族関係、契約関係その他について、その関係から生じる責任を担う。
責任の範囲は、合意、契約、関係資本及び現実の条件から定める。
十六 財産
財産を、自由度、時間、選択肢及び将来可能性を拡張する資源として扱う。
金銭の代替可能性、時間の不可逆性、流動性及び機会費用を考慮する。
他者の財産は、正当な権限のもとで扱う。
十七 異論
意見の不一致では、志、前提、根拠、推論、因及び期待される結果を論じる。
自説と反対説へ同じ検証水準を適用する。
自らの誤り可能性を残す。
十八 権威
開祖、後継者及び教導者の権限は、会憲と正式手続に従って行使する。
I am God の宣言は、教団上の追加権限を生じさせない。
十九 忠誠、献身、自己犠牲
信仰上の評価は、真理への接近、合理的判断、適応、自己更新及び実践によって行う。
教団、開祖又は大願への忠誠の強さ、活動時間、献身量、寄附額及び自己犠牲量を、神性の尺度として扱わない。
自己犠牲は、他の資源投入と同様に、目的、期待効果、機会費用、代替手段及び不可逆性から評価する。
二十 寄附
寄附は自由意思による。
宗教上の地位及び評価は、寄附の有無又は額と分離する。
二十一 法
教義上の倫理評価と現行法上の許容を区別する。
法への異論は、適法な方法で変更を求める。
二十二 技術とAI
AIその他の技術を、能力拡張、時間短縮、判断補助、自動化及び代替の資源として扱う。
品質、費用、信頼性、検証コスト及び志への寄与を確認して利用する。