信仰は、日々の判断と行動に神性を働かせることで身につく。
信徒は、志、観、因、勢、行、改を自らの生の規範として反復する。
信徒の基本実践を、この六つの働きとする。
六つは、日常の判断、仕事、学習、投資、創作、人間関係その他へ、状況に応じた順序と重なりで適用する。
第一 実現する状態を定める
自らが望む方向を言語化する。
理想像、期限、優先順位、許容損失及び主要な制約を明らかにする。
行動が増えたときは、各行動がどの志へつながっているかを確認する。
複数の志が競合するときは、時間軸、重要度、機会費用及び不可逆性を比較する。
志が役目を終えたときは更新する。
第二 現実を観る
何が起きているかを見る。
事実、推論、予測、感情及び未確認を分ける。
時間、趨勢、環境、自己、他者、制度、資源及び不確実性を見る。
自分に有利な情報と不利な情報へ同じ検証水準を適用する。
聞いた情報は、出典、時点、測定方法及び利害関係を確認する。
第三 結果を生む因を探る
理想像と現実の隔たりを具体化する。
隔たりが複数ある場合は、影響度、緊急度、操作可能性及び必要資源から焦点を絞る。
原因候補を分解し、証拠によって確かめる。
結果へ強く作用し、方策につながる真因を見定める。
原因責任と対処責任を区別する。
第四 結果が生まれやすい条件を整える
自分の能力に加え、知識、技術、AI、制度、資本、専門家、協力者、外注、設備、役割、手順及び環境を用いる。
時機を読む。
場所を選ぶ。
必要な資源を先に確保する。
障害を減らす。
代替案と撤退条件を持つ。
戦略上の依存先を分散し、実行上の対象を集中する。
未知の対象には探索枠を設ける。
力を費やす前に、勢を作る。
第五 現実へ働きかける
方策を実行する。
誰が、何を、いつまでに、どの状態まで行うかを明らかにする。
進捗を測り、障害を早く見つける。
必要な資源を追加し、手段を調整する。
合理的な確度が得られた段階で行い、実行から追加情報を得る。
行った内容と条件を記録する。
第六 結果から自らを改める
結果と過程を評価する。
成功要因、失敗要因、副次効果及び再現条件を確認する。
失敗した場合は、行、勢、因、観、志へ必要な範囲で遡る。
成功した場合は、有効な方法を型へ変える。
新しい事実によって認識を更新する。
新しい方法によって方策を更新する。
新しい環境によって勢を更新する。
必要な場合は志を更新する。
改によって得た知識を、次の神性循環へ渡す。
日課一 六問
信徒は、日々の区切り、重大な判断の前、行動が停滞したとき、及び結果を得た後に、次の六問によって自らを省察する。
何を望むか。
現実はどうか。
何が効いているか。
何を整えれば有利になるか。
次に何をするか。
結果から何を変えるか。
六問は、志・観・因・勢・行・改を日常の言葉へ縮めたものである。
答えが曖昧な問いがあれば、その働きへ戻って観察、分析又は設計を深める。
日課二 短唱
六つの働きを自らへ戻すため、次の短唱を基本形とする。
志を定めよ。
現実を観よ。
因を求めよ。
勢を整えよ。
行え。
改めよ。
神を宿せ。
短唱は、祈り、黙想、仕事や学習の開始、重大な決断その他の場面で用いることができる。
定期省察
信徒は一定の期間ごとに、自らの主要な志について神性循環を振り返る。
何を実現したか。
何を見誤ったか。
どの因が実際に働いたか。
どの勢が成果を生んだか。
どの行が不足したか。
何を改め、何を型として残すか。
重要な学びは記録し、次の志と観へ引き継ぐ。
これらの実践を反復し、神性を日常の判断と行動へ定着させることを、日常に神を宿すという。